森田要さんとアーサー

ひさしぶりのブログです。文章筋のトレーニングを怠ってずいぶん経ってしまいました。6/8(日)に美容師 森田要さんと、お馴染みアーサービナードさん(さん、一応つけよう)のトークイベントをします。それぞれスケジュールいっぱいの人気者のお二人が、しかも日曜日に揃うなんて奇跡なうえ、たくさんの人に伝えたい内容なので参加費も抑えに抑えて1,500円。さらに事前予約なら1,000円にしました。お見逃しなきよう。

「本当のことを知りたい」という気持ち。これって、パンデミックの時と似ているなぁ。その時は人類史上にも刻まれるような出来事が起こり、その影響は今でも続いているわけですが、今回のお話の中心は「髪」。真の美しさとアイデンティティがテーマです。言ってみれば何にでも通じる話。

森田要さんは東京・青山にサロンを持ち、もう40年も「美髪再生」を探求されてきた美容師さんです。自らの仕事に疑問を持ち、そこから本心に沿った仕事を追求されてきたところは、人参から宇宙までの赤峰勝人さんや、奇跡のりんごの木村秋則さんにも通じるところがあると私は感じていて、経営を維持されるのにもかなりご苦労された時期もあったようですが、今では美容院の経営のアドバイスもされたり、インドのアーユルベーダの学校設立にも関わられています。

「髪」は神にも通じるアンテナ、なんて言い方もある通り、頭皮のすぐ内側には松果体があります。シャンプー、カット、パーマ、ヘアカラー、ヘアケア商品、ヘナなどが体や精神、そして経済にどんな影響と循環を生み出しているのか。決してパーマやヘアカラーをしている人を否定するのではなく、知ったうえで自己決定するのが良いと思っています。主体性が大事。残念なのは、知らないままメディアの情報に踊らされていたり、根拠のない常識に縛られたままでいること。あとの祭りではパンデミックの時と同じです。

わたしは普段、ホメオパスとして仕事をしています。それでレメディの提案もしますが、それと同じくらい“その人の治癒を妨げているもの”について考えます。どんなにその人に合うレメディを探すことができても、その力を十分に発揮できないようなものを日常的に取り入れていたら、100働くものが、80とか、50とか、ひどいと20くらいしか力が発揮できない、ということが起こる。それは「ホメオパシーは効かない」と言われないためでもありますが、やっぱり本当にその人に健康を取り戻してほしいを思うからです。

ホメオパシーは、クライアントさんとホメオパスが二人三脚のように同じ方向を向いて良くなっていくというジャーニー(旅)です。だから(決して押し付けたりはしませんが)こちらの知っていることは伝える。それで、そのほうが体が快適に感じたら続けて、という感じです。“治癒を妨げるもの”を外せた時には、その人のホメオスタシスがのびのび働き始め、自己治癒力、免疫力が上がりはじめるのがわかります。

だから、この“治癒を妨げるもの”パトロールはもう職業的なもので、やっぱり人生を謳歌するには健康的なマインドでいたほうがいいし、できれば体も年齢などを言い訳にせず元気でいたいというのは本能的に誰もが望んでいることだと思うのです。

初めて、森田さんの講演会の内容を知ったとき「こんな人がいるんだ!」とすごく頼もしく思いました。いつか会ってみたいと思ったのはそういう背景があったからです。実際にお会いしたら「そんな白髪であと10年経って暗い場所で会ったら怖いよ」と言われて(笑)、なかなかおもしろい方だと再認識。講演会をすぐにお願いしたかったのですが、1〜2年先まで予定が決まっている。で、それだけ待つならいつかアーサーと会ってほしいと思いました。アーサーは私以上に髪について無頓着な野生人ですが、詩人の視点から社会問題を鋭く見抜くことにかけては右に出る者はいないんじゃないか?と常々、思っている、おくなが屋の知恵袋的な存在。今まで何度も講演会やワークショップをしてもらっている間柄。ふだん湯シャンしかしていないアーサーに森田さんのハーブシャンプーを試してもらったり、そんなこんなで今回ついに奇才×奇才のトークイベントが開催できる運びとなりました。ハラハラしつつもとても光栄なことだと思っています。ぜひ、大切な人をお誘いのうえ、ご参加ください。