医療と教育

来月9日(木)から福岡市内で初めてクラシカルホメオパシーの基礎講座をすることになりました。場所は警固にあるレンタルスペース。見た途端、白くて天井が高くて「ここがいい!」とやる気になりました(笑)

おくなが屋のイベントルームで基礎講座を始めたのが2017年。半年クールで続けてきて去年は初めての出張講座を由布市のシュタイナー教育を実践しているオルタナティブスクール「アーススクール楓」でさせていただきました。そして、この春からは福岡市内。

私たちは2人の子どもを東條百合子さん的な自然療法とホメオパシー、あとはもちろん食事のことを気をつけて育ててきました。それは妊娠〜お産ですっかり野生化した母親(とおそらく父親も)の勘みたいな選択でしたが、そういう時の判断てあながち間違っていなかったなと。自己治癒力が信じられることは自分の身体を信じることにも繋がります。もう子どもたちは巣立っていますが、そういう根底が作れたことはほんとうに良かったと思っています。

医療と教育ってすごく似ていて、もう同根かと思っています。つまり、その子の可能性を信じて一緒に歩むことが教育なら、その人の自己治癒力を信じて一緒に歩むことがホメオパス、セラピストの仕事。その子をこちらの価値観や都合で型にはめていることや、症状をブロックする、抑えることは真の教育や癒しではないという想いがあります。

しかし、どうも多くの教育現場、医療現場では人材や(まるで戦時中の)兵士を育成する方向を向いている気がしてならない。長い目ではみず、とりあえず「今」だけ、自分の内面に向き合わず他者のものさしに敏感になり、成績が良ければ自分の好きなものや探求したいことは横に置いて、それよりも安定した仕事、効率よく稼げることが大事。それが本当に魂の求めていることならば調和が生まれるけれど、もしそうでない場合は心身は不協和音を奏でます。それが症状です。

ホメオパシーやオーキッドフラワーエッセンスにはその状態を癒し、解放し、自由で幸せに生きられる健康な人に戻す力があります。そういう治癒力が自分の中にあった!という気づきをもたらします。クラシカルホメオパシーの基礎講座からそんな世界へ案内できたらいいなと思います。

ただ、こういうことを言うとオーガニックな自然食しか受つけず、一般的な医療を否定しているように思われたりしますが、外食も甘いものも好きですし、救急医療や外科的な処置はもちろん必要です。どんなことも極端に傾き過ぎず、その人のいいバランスを見つけられるようになることが大事と思っています。