1月から上毛町と福岡でクラシカルホメオパシーの基礎講座をします。「ホメオパシー」ー聞いたことありますか?日本ではまだあまり知られていませんが、ヨーロッパをはじめ諸外国では多くの人に親しまれている自然療法です。海外のスーパーや自然食品屋の棚にはハーブティーや自然派化粧品などと並んでレメディー(ホメオパシーで使われる小粒状のもの)が販売されています。ドイツ発祥の医療で約200年の歴史があり、スイスなど健康保険が適用されている国もあり、インドやスリランカではアーユルベーダーと共に二大医療となっています。
ホメオパシーの特徴は、病気(症状)を部位で捉えず、その人全体を癒すということあります。病気はその人のエネルギーの乱れから起こると考え、部位に現れた症状をヒントにレメディーを選びます。クラシカルホメオパシーで使われるレメディーはすべて健康な人々によって実験を重ね、そのデータを集め薬学書に載ったものが使われます。
病人の捉え方としては整体の租でもある野口晴哉の考え方と非常に近く、人が治るのはその人に備わっているホメオスタシス(生体の恒常性)、自然治癒力がうまく発動した時であるという考えがあります。風邪などもその働きの一つであり、うまく風邪を全うすれば身体の歪みが整い、不要なものが除去され、慢性病を防ぐ作用があるのです。自然に起こるありがたいデトックスです。
ホメオパシーを体系化したドイツのハーネマンという医師は当時の医療が逆に人の健康を害しているということに絶望し、真の医療を探求した人です。「理想的な最高の治療は速やかに、穏やかに、持続的に、健康を回復させることである。身心のすべてにわたって症状を除去し根絶することである。」とハーネマンの著書オルガノンの§2に書かれた一文です。ハーネマンは副作用や矛盾のない根治療法の探究に人生を捧げました。当時の作家、画家、音楽家など著名人にも愛用者は多く、Healing of Art(癒しの芸術)と表され、約200年が経つ現在でも、その治癒を体験した世界の人々によって脈々と受け継がれています。
基礎講座では、基本の体質レメディーと日常的に使えるレメディーとを学びます。怪我、風邪、頭痛、生理痛など急性症状の対処法がその後の健康レベルを決めるとしたらどう思いますか?「北風と太陽」の童話を思い出してください。あの中で旅人のコートが病気としたら、無理やりコートを脱がそうとする北風よりも太陽がポカポカと温めた方が旅人は「自ら」コートを脱ぎますよね。ホメオパシーの作用も、病人から無理やり病気を奪って終わりとするのではなく、逆にもっと温めて「自ら」暑い!と気づき病気を手放せるように促すのがホメオパシーです。この「気づき」が根治のコツなのだと思います。作用した暁には、部位の症状が消えるだけでなく、物事の捉え方、それまでの拘り、過去の出来事などともうまく折り合いをつけて生きていくことができるようになるでしょう。その人全体のエネルギーの歪みが解消されるからです。
少人数での開催です。ご参加、お待ちしています。
◎おくなが屋イベントルーム
Feb.18 Mar.18 Apr.15 May13
毎月 火曜 13:00〜16:00
◎福岡(福岡市中央区) お申込後、詳しい場所をお知らせします。
Jan.21 Feb.25 Mar.25 Apr.22
毎月 火曜 13:00〜16:00
参加費:22000円(税込/4回) お申込みは「お問合わせ」よりご連絡ください。
【追記】
イベントルームでのクラスは2月からのスタートに変更させていただきました。(M)